"7歳" "16歳" 新1年生が登下校中に交通事故に…6日から「春の全国交通安全運動」
6日から始まる春の全国交通安全運動を前に、県警本部で4日、出発式が行われました。過去5年間の交通事故の死傷者数では、歩行中は7歳、自転車の利用中は16歳が最も多くなっています。新1年生が登下校中に交通事故に巻き込まれるケースが多いようです。
6日から始まる「春の全国交通安全運動」。新学期や新年度が始まり、改めて交通安全の意識を高めてもらうおうと、毎年行われています。
4日、県警本部で行われた白バイやパトカーの出発式には、塩田知事をはじめ、関係者や保育園児が出席しました。
警察庁のまとめによりますと、過去5年間で交通事故の死傷者の数が最も多かったのは、歩行中では7歳、自転車の利用中では16歳でした。
いったいなぜなのか。スタジオで解説します。
(間世田桜子キャスター)
こちらは、過去5年間に、歩行中に起きた交通事故での死傷者の数を年齢別に表しているグラフなんですが、突出したところがあります。「7歳」です。つまり、歩行中に事故にあっている小学校1年生や2年生がこれだけ多いことが分かります。
圧倒的に多くなっているのが「飛びだし」による事故です。全体の約4割が登下校中に起きていて、新学期がはじまる4月から6月にかけて増加しているんです。
小学生になってひとりで登下校を行うようになった、そんな子どもたちが事故に巻き込まれているということが分かります。
一方、こちらは自転車に乗っているときに起きた交通事故の死傷者の数を年齢別に示したグラフです。
高校1年生にあたる「16歳」が圧倒的に多くなっています。こちらも4月から6月の事故が多くなっていて、登下校中の事故が7割近くまでのぼるということです。
県交通安全協会の柏木 涼二 常務理事は「この時期は新入学や新入園の時期なので、ドライバーの方にはぜひ緊張感と思いやりを持って運転してほしい」と話しています。
春の全国交通安全運動は4月15日まで行われます。