ペットボトルの水平リサイクル 子どもたちが学ぶ 大手飲料メーカーがリサイクルの啓発授業
大手飲料メーカーが南さつま市の小学校でリサイクルの啓発授業を行いました。
(サントリーグループ・野牛あかねさん)
「ペットボトル何からできていますか?プラスチックは何からできていますか?そうです石油です」
南さつま市の川畑小学校の4年生から6年生を対象にリサイクルの啓発授業を行ったのは飲料大手のサントリーホールディングスです。県内では初めての取り組みです。
サントリーホールディングスは使用済みのペットボトルを新しいペットボトルに再生させるいわゆる「ボトルtoボトル」の水平リサイクルに取り組む協定を県内6つの自治体と結んでいます。
日本全体で使われているペットボトルを10本とした場合、何本がペットボトルに生まれ変わっているのでしょうか?
(サントリーグループ・野牛あかねさん)
「正解は(えー)3本。ちょっと少ないよね~これもっと増やしていきたいんです」
ペットボトルは様々な物にリサイクルされますが、一度、別の物になってしまうと二度とペットボトルに戻すことはできないそうです。ペットボトルに生まれ変わる過程についても学びました。
(サントリーグループ・野牛あかねさん)
「プリフォームがペットボトルの赤ちゃんです。プリフォームに熱い熱を加えるとペットボトルが出来上がります。きょうは特別に工場からフレークとプリフォームを持ってきましたのでみんなに見てもらいます」
子どもたちは興味津々の様子で触っていました。
(児童)
「ペットボトルがこんな粉々になってから新品になるとは思わなかった」
(児童)
「どうやって作られているかわかったし、他の人にも伝えたい」
(児童)
「分別にも気を使って環境を良くしていきたい」
(児童)
「人の思いやりでペットボトルが未来までつなげられることを勉強した」
(サントリーHDサステナビリティ経営推進本部・大山仁道担当部長)
「まずは子どもたちにしっかりと実践していただくことで未来の循環型社会を作り上げていこうと。それが10年20年した後に、過去にこういうことをやったことで循環型社会が出来上がっているんだという素晴らしい未来を目指して啓発活動を行っている」
子どもたちはペットボトルを捨てるときに分別したり中身をすすいだりすることでゴミではなく、資源になることを学んでいました。