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肥薩おれんじ鉄道の脱線事故 運輸安全委員会が事故原因を調査 26日から通常運行へ

2024年9月25日 18:43
肥薩おれんじ鉄道の脱線事故 運輸安全委員会が事故原因を調査 26日から通常運行へ
 24日、出水市内の駅で起きた肥薩おれんじ鉄道脱線事故について、国の運輸安全委員会による事故の調査が行われました。出水と川内の間は25日も運休しましたが26日から通常運行される見込みです。

 この事故は24日午前11時半ごろ新八代駅から川内駅に向かっていた肥薩おれんじ鉄道の列車が出水市の野田郷駅の構内で脱線したものです。乗客11人と運転士1人にケガはありませんでした。

 事故を受け24日夜から国の運輸安全委員会の事故調査官らが現場に入り、脱線の原因を調べています。

(運輸安全委員会・長谷川淳鉄道事故調査官)
「たくさん傷があるので今回の脱線事故でついた傷なのかもともとあった傷なのかはこれから調査しないとわからない。ここにある傷が全部、今回の事故で起こったかという特定には至ってはない」

 調査は25日も行われ、調査官らは車両や線路の状態などを確認、また運転士から当時の状況を聞くなどして詳しい事故の原因を調べました。

(肥薩おれんじ鉄道・古森美津代社長)
「今回の列車脱線事故によって沿線地域をはじめとする多くのお客様、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけした。会社を代表して心からおわび申し上げる。申し訳ありませんでした」

(利用者)
「困る。いつ(再開が)わかるのか」

 25日中の運転再開を目指していましたが、復旧作業と安全確認に時間がかかり、出水と川内の間は終日運休となりました。26日は始発から通常通り運行する予定だということです。