12年ぶりに仙台で上演ミュージカル『キャッツ』、過去2回の仙台公演で25万人動員…魅力に迫る
2025年5月、12年ぶりに仙台で上演される劇団四季のミュージカル『キャッツ』。
過去2回の仙台公演では、のべ25万人を動員!
舞台と客席を埋め尽くす巨大なオブジェ。
“宮城ならでは”のご当地のモノもあるんです。
初演から42年、多くの人に愛されるミュージカルの魅力に迫ります。
コアなファンも初めて見る人も魅了するという、『キャッツ』の演出。
まずは、開幕に向けて準備が進む舞台を取材しました。
舞台は、満月の夜、都会のごみ捨て場。
人間に飼いならされることを拒否して、逆境に負けず生き抜く24匹の猫たちの物語です。
森尾アナウンサーリポート
「仙台の公演が行われる東京エレクトロンホール宮城です。きょうは、ひと足早く『キャッツ』の情報をキャッツ!してきます」
3月末から始まった舞台の設営。
公演を前に、ひと足早く報道陣に公開されました。
森尾アナウンサー)わあ、すごい!客席の方まで舞台になってるみたい
会場を囲むように飾り付けられていたのは、巨大な「ゴミのオブジェ」。
その数、約2000点。
“猫と同じ目線”で客席から見てもらうため、実際より3倍~5倍大きいサイズにしているそうです。
森尾アナウンサーリポート
「昔の携帯、そして人形がある中にいました“むすび丸”」
東京では、“おみやげの定番”を、名古屋では“金のしゃちほこ”など、その地域にちなんだ“ご当地ゴミ”のオブジェが飾られています。
仙台公演では、“牛タン弁当”や“楽天イーグルスの帽子”など18種類のご当地ゴミがあるそうです。
舞台美術家・土屋さん
「(ゴミのオブジェは)2000種類ぐらいありますから、色々探していただきたい。自分にとっての思い出の品を、『キャッツ』の中に見つけていただけるといいなと思います」
ゴミに見えていたオブジェは、人々の思い出そのもの。
この舞台装飾は「思い出をたどって新しい生命を得る」というメッセージを、形にしたものだったんです。