市役所機能含む公共施設の建設どうする?20日告示、4人立候補予定『登米市長選』討論会・宮城
4月20日は栗原・登米・石巻・東松島の4つの市長選が、告示されます。
このうち、現職・新人合わせて4人が立候補を予定する登米市長選では、公共施設の建設などを巡り討論会が行われました。
4月13日、登米市で開かれた公開討論会。
市長選に立候補を予定している4人が、人口減少対策などについてそれぞれの意見を述べました。
登米市長選は、前回 現職が無投票で再選しましたが、今回は新人3人が出馬を表明し、4年前とは一転 選挙戦となる見込みです。
議論の中心になったのは、登米市役所の本庁舎機能を含む複合施設の建設についてです。
登米市は、合併から今年で20年。
この間に人口は約2万人減少し税収も減る中で、建設計画の是非が選挙の争点となっています。
永島順子氏( 新人)
「合併特例債の期限が迫る中で、この庁舎の位置付けそのものをしっかりと市民に説明して、コンパクトな庁舎(建設)を進めるべきだと考えております」
熊谷康信氏( 新人)
「私は、登米市が進めている本庁舎機能を含めた地域交流センター構想は、白紙撤回とします」
熊谷盛広氏(現職)
「すべての公共施設を今と同じ状況のまま維持していくのではなく、時代に即した公共施設の最適な配置に努める」
吉田裕氏( 新人)
「今回の庁舎建設、30年間の借金返済計画です。庁舎建設は今すべきじゃない、そう思っています」
登米・栗原・石巻・東松島の市長選は、4月20日に告示・27日に投開票が行われます。