仙台駅から車で20分「青葉山」で新緑探し!珍しい草木や花言葉を紹介…豊かな自然を満喫

5月に入り緑が芽吹き始める新緑の季節がやってきました。
この時期ならではの山野草が咲く仙台市内の里山「青葉山」に新緑を探しに行ってきました。
赤紫の花を付けるイカリソウの花。
花言葉は「君を離さない」
青葉の森緑地レンジャー 髙松敬一さん
「こちらがイカリソウになります。この形花の形がイカリ、船のイカリに似ていることからイカリソウと名づけられました。この白い細く飛び出した部分が距と呼ばれていてここに蜜をためて虫をおびき寄せて受粉します。青葉の森では至る所で咲いています」※距(きょ)=花から出ている蜜が溜まっている部分
今の時期、青葉山では光り輝く新緑が楽しめます。
青葉山は仙台市中心部から車で約20分ほどの「里山」として親しまれ、豊かな自然を満喫できる場所です。
この山にはたくさんの生き物が暮らしています。
ホンドタヌキやホンドテンなど、その姿を私たちはカメラに収めてきました。
動物たちの息づかいも感じられる、そんな場所です。
春に桜の花が散り、木々が葉を広げるころ。自然が一層美しくなります。
青葉山には気軽な散策から山登りの気分まで味わえる約10キロの散策路が整備されています。
観察会に参加した人たちが興味深げにのぞき込んでいました。
青葉山で森林ガイドを務める高松敬一さんにこの時期の草花を案内してもらいました。
マムシグサです。
明るい森林で見つけることができます。
青葉の森緑地レンジャー 髙松敬一さん
「これがマムシグサになります。ここの茎の柄がマムシに似ていることから言われています。顔ではないですね」
雪をかぶったように咲くアオダモの花
花の形が仏壇に吊るす仏具の華鬘(けまん)に似ているムラサキケマン
小さくかわいい花が下向きに咲くチゴユリ花言葉は、恥ずかしがり屋
散策路を下り橋を渡りせせらぎ広場に歩いてきました。
ウラシマソウ。花言葉は 遠くの人を思う。
青葉の森緑地レンジャー 髙松敬一さん
「こちらがウラシマソウになります。特徴としては、この長いひも状のこれが特徴だと思います。これを釣り竿と見立てて釣りを浦島太郎がしているというところから来たという説があります」
オニグルミの木にも若葉が芽生えています。
赤い雌花が咲き始めました。
青葉の森緑地レンジャー 髙松敬一さん
「これがオニグルミの雄花になります。ここから花粉を出して雌花と受粉します。顔戻り雌花は先の方から赤く花が咲きます。この根本あたりにクルミがなります。
夏が過ぎるあたりに実が熟し森の生き物たちが集まってきます。
ヒトリシズカの花言葉は「愛にこたえて」です。
青葉の森緑地レンジャー 髙松敬一さん
「こちらがヒトリシズカという花になります。艶々の葉と真っ白なきれいな花が特徴です。静御前が一人で舞を舞う姿に見立てたといわれています。優しい感じがとても良いですね」
ヒトリシズカの花は、まもなく見ごろを迎えます。
新緑に中を散策することができる青葉山。
芽吹き始めている葉の息吹を感じに訪れてみてはいかがですか?