×

「被災地に来ないとわからないことが多い」 『防災士』の育成研修 震災被災地で開催(宮城・東松島市)

2023年10月19日 18:35
「被災地に来ないとわからないことが多い」 『防災士』の育成研修 震災被災地で開催(宮城・東松島市)

災害から住民を守るために活動する「防災士」を育成しようという研修が、東松島市で開かれた。

研修が行われたのは、震災で被災した小学校を改修した東松島市の防災体験施設「キボッチャ」。

「防災士」は、防災の知識と実践力を身に着け 災害時に自治体などの要請に応じ避難誘導や避難所運営でリーダーの役割を果たす。

参加者は、2日間の講習を受け、試験に合格すると資格を取得することができる。

19日は、宮城県内外から「防災士」を目指す68人が参加。

「キボッチャ」で防災教育を担当する職員小暮文夫さんが、地震が起きた際の備えや津波から命を守る高台への避難などについて説明した。

この施設で「防災士」育成研修が行われるのは、今回が初めて。

東京から参加「実際に被災地に来ないと分からないことが多いので、東京から来て良かった」
仙台から参加「改めてこういったところでお話を聞くことで、当時の状況に向き合うことができる」

宮城県内には、9月末時点で「防災士」7200人あまりがいて、地域防災の担い手として期待されている。