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仙台一高ヨット部、世界大会へ!受験勉強と両立しながら…週末は松島湾で練習

2025年4月26日 14:00
仙台一高ヨット部、世界大会へ!受験勉強と両立しながら…週末は松島湾で練習

この夏、仙台一高ヨット部の男子ペアが世界大会へ挑戦します。
大会に向けて練習に励む選手を取材しました。

風を切りながら海の上を自由に駆け巡る。
動力は風のみです。

ヨットを始めたのは高校に入ってから

全長4.2メートルのヨットを操るのは仙台一高ヨット部3年の髙橋昇太郎さんと谷地舘侑斗さんのペアです。

谷地舘侑斗さん
「一面海の中で走る爽快感、それもあって楽しい」
髙橋昇太郎さん
「(魅力は)自然の中を景色を見ながら走るというのと風を相手にして走るということですね」

髙橋さんが船の前方でバランスを。谷地舘さんが後方で舵を取ります。
席を移しながらロープで帆の微調整を繰り返し時には大きく体を乗り出すダイナミックな動きでヨットを操ります。

仙台一高ヨット部は毎週土曜日と日曜日松島湾で練習を重ねています。
2人がヨットを始めたのは高校に入ってから。ずっとペアを組んでいてお互いを信頼しています。

髙橋昇太郎さん
「(相性は)かなり良いと思います。最高だと思います。うまく言葉で言えないんですけどこっちにしっかりついてきてくれる感じとか」
谷地舘侑斗さん
「相性は抜群で、僕は主にコースとか決めたりとかして指示出すことが多い役なんです。指示出して正直側からみたらうるさいなということでも昇太郎はいつも素直にいつも真面目に聞いてくれて改善してくれてやりやすいです」

県内屈指の進学校…受験勉強と両立

県内にヨット部のある高校は7校ある中、仙台一高ヨット部は3年連続でインターハイに出場する実力校です。

部員たち
「反省会する?じゃあ」
「なんで早かったの?今日なんで早かったの?」
「スタートです」
「スタート2列目からだったよね?」
「30秒前とか下にいるんだけどギリギリでみんなゴールとか下におされて、その間に入れば」

海上での練習は週末のみで平日は高校での筋トレが中心です。

谷地舘侑斗さん
「筋トレとかもハードにやり始めて、そうすると勉強も両立するのが難しくなってきています」

県内屈指の進学校にあって受験勉強と両立しながら部活に励む中、2人はこの夏、世界大会に挑戦します。

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この夏、トルコでの世界大会に参加