十八親和銀行 NISA口座数全国の地銀中4位 株価高騰で新NISA関心高く投資ブーム《長崎》
十八親和銀行は全国の地銀の中でもこの専用口座の開設数が4位と好調だそうで、ここ数年は、年間1万口座ほど増加しているといいます。
(十八親和銀行営業推進部田中 寛将 副調査役)
「NISAを活用したいという相談を数多くいただいていて、実際にNISA口座開設数も新NISA開始前の1.6倍になるなど関心の高さを感じる」
今年1月からは限度額が引き上げられ、非課税の期間を無期限とする「新NISA」がスタート。
十八親和銀行では20歳から59歳までのいわゆる「現役層」の口座開設も増えているそうです。
NISAのほかにも掛け金を自分で運用しながら老後に向けての資産形成をする個人型確定拠出年金=iDeCoの問い合わせも多く担当者は「目的に合った使い分け」や「リスクを理解した上での投資」を呼びかけます。
( 十八親和銀行営業推進部田中 寛将 副調査役)
「どちらの制度も非課税枠に上限があるので、運用の目的や必要な資金に応じて、運用の方法を考えていくことが必要」「投資は高いリターンが得られる可能性がある一方で、リスクも伴う。長い目で資産運用を考える重要性を伝えている」
■島原高校の授業
金融リテラシープロジェクト
正しい知識を特に若い世代に身に付けてもらおうと県や金融機関、生命保険会社などは去年秋から、「金融リテラシー向上プロジェクト」を進めています。
県内の高校を対象に出前授業を行う全国で初の取り組みです。
(島原高校 原口里香教諭)
「なかなか難しい。資産形成とか投資信託とかあまりわかっていない理解できていないないところがあると思うがかみ砕いて説明して下さるとうなずいている様子もみられてよかった」
出前授業は先月末までに45校で実施し来年度以降、中学校などに拡大したい考えです。
県内でも関心が高まる「投資」。
一方で、SNSの広告を通じて投資を募り現金をだまし取るニセ電話詐欺も増えていて今年1月だけで5件、総額あわせておよそ1930万円の被害が確認されています。