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お歳暮商戦に変化 7割が“贈らない”!?「お返しが大変なので億劫…」事業者に影響も《長崎》

2023年11月29日 19:51

街の声は・・・。

贈らないのは受け取り側への配慮も

(20代)
「一度もない。親はやっているのかもしれないが、周りで友達に送るとか親戚に送るというのは、もらったこともないので送ったこともないという感じ。気を遣うというか」
(40代)
「していない。会社でもそういうこともあまりもうお互いにやらないようになっている。行為を押し付けるという感じになるのか」
(60代)
「もらった方もお返しすることが大変なので億劫というか」

受け取り側の負担を配慮する意見が目立ちました。

(県物産振興協会 即売部 有江 圭子 副課長)
「若い方は購入する人が少なくなっているし、ご年配の人もお届け先の人の人数を減らしたり、絞られていると感じている」

県物産館では、お歳暮セールの売り上げが昨年度は3119万円でしたが、今年度は前年より減少傾向にあるといいます。

物価高騰に伴う節約志向の高まりも要因の一つとみられます。

(県物産振興協会 即売部 有江 圭子副課長)
「県産品を購入してほしいが若い人やご年配の人も贈る、贈らないとなっている中でなかなかこちらから積極的に宣伝しづらくなっている」

変化に直面する中、多様なニーズに対応する“お歳暮商品”。

県物産館では、気軽に“自分へのご褒美”に贈ってみるのもいいと呼びかけています。