高齢化で存続の危機…人気うどん店を救ったのは"常連さん" かまぼこ店が経営引き継ぐ《長崎》
馬場さんを長崎蒲鉾の社員として雇い、「長崎一番」の店舗の一部を改装。
新生「さぬきや」を先月、オープンしたのです。
(髙﨑 一正社長)
「うどん屋をするために(店舗の)壁を取ってしまってかまぼことうどんとのコラボ、こっちでうどんを食べて帰りに揚げたてのかまぼこを買ってくれたりしている」
馬場さんの母、妙子さんは新店舗でも厨房に立ち続けます。
(妙子さん)
「すごくうれしい。『さぬきや』の名前を引き継いでもらえただけで最高にうれしい。もう引退と(前の)店に貼ってきたけど楽しくて頑張っている」
帝国データバンクが去年、行った調査では、県内企業のおよそ6割が「後継者不在」と回答。
事業が“黒字”であっても継承する人がいないことで廃業を選択するケースも多いといいます。
そんな中、“常連”の熱い思いで看板を守ることができた「さぬきや」。
馬場さんは感謝の気持ちを胸に、次の世代にもこの味を伝えていきたいと話します。
(馬場重寿さん)
「今までの味を引き継がせてもらって、のれんも引き継がせてもらって本当に感謝している。今まで以上に地域の人に愛される店を作っていきたい」