100歳を超えても介護サービスは受けず 健康長寿で表彰の101歳 秘訣は畑仕事《長崎》
▼夫は67歳で他界 優しくて人から好かれる人だった
生まれは 佐賀県。
4歳の時に養女として田村家に来ました。
「ひどく悪い子ではなかったけれど、親の言うことはよく聞くし 」
「これが私の婿さん。これは(結婚式の)加勢に行っている時に、私を写していたら夫も入ってきて写った」
25歳で結婚し、3人の子どもに恵まれました。
(田村 スミヱさん(101))
「父ちゃんは67歳になったばかりで死んだ。ちょうど3月にお彼岸に亡くなった。人間が良かった。優しい、人から好かれる人だった」
▼生きていく心の支えは子どもや孫たち
夫を亡くして40年あまり。
子どもや孫たちが心の支えになってくれたそうです。
現在は、長男の清人さん・裕子さん夫婦と3人で暮らしています。
(長男 清人さん)
「よく長生きしていると思っている。自分の好きなことをすればいいと思っている」
▼好き嫌いなく、黙々と食べる
食事の時間は・・・
(田村 スミヱさん(101))
「ご飯食べる時は黙って食えと言われていた。昔、私の父はそう言っていた」
好き嫌いはありません。硬いもの以外は何でも食べます。
この日も・・・
「ごちそうさまでした」
きれいに完食しました。
家のまわりの田畑は、親から引き継いだ土地。
粗末にしたくないと丁寧に手入れをしてきました。
(田村 スミヱさん(101))
「この辺は人も良く、人間もいい人ばかりで悪い人はいない、優しい人ばかりでいい。住みやすい 」
▼周囲の人との何気ないコミュニケーションも楽しみ
100歳を過ぎた今。人生をこう振り返ります。
(田村 スミヱさん(101))
「私は幸せです。だから長生きもしている。何事も心配させられないことが、私の生きがい。子どもがいいから。わが子を褒めるようだけど」
(親せきたち)
「ばあちゃん、コーヒーいらん?」
人との会話やにぎやかな雰囲気が大好き。
年を重ねるとともに友人たちは亡くなったり、遠方に引っ越したりして、減ってしまいましたが・・・。