【衆議院選挙・長崎1区】“変革期の県都” 5人が乱戦 無党派層の取り込みがカギか?《長崎》
■下条 博文候補(自民・新)
(下条 博文候補)
「おはようございます」
一方、裏金問題などで逆風に立つ与党・自民党。
公募の末 白羽の矢が立ったのは、県議を2期務めた新人の下条 博文候補 49歳です。
今月10日の総決起集会には、県選出の国会議員や県議会議員を含め 約720人が集結。
(山本 啓介 参院議員)
「政策や事業や予算を決める政権与党・自民党の会議で 皆さんの立場になり、皆さんの気持ちを代弁して、しっかりと決定の場で決定者に伝える。この役割が、自民党の現職はいない」
2期連続で7年にわたり、野党に明け渡した県都での議席。
その奪還に向けて、ボルテージを上げました。
(下条 博文候補)
「私のキャッチフレーズは『チェンジ長崎』。皆様と一緒に、長崎をもっと、もっと、よくしよう」
選挙戦ではクリーンな政治姿勢を強調し、1次産業の支援やドローンやデジタルといった新産業を活用する 経済政策を重要政策に掲げます。
(下条 博文候補)
「国政に自民党に新しい風、新風を巻き起こし、政治改革の先頭に立つ」
今回から新たに長崎1区に加わった「旧琴海町や外海町」にも足を運び、地域の課題と解決を訴えます。
(下条 博文候補)
「西彼杵道路、高規格道路ができている。こういった道路の予算が 少しずつ目減りする可能性がある。これを私は一番懸念している」
予算確保に強みを発揮する与党議員の重要性をアピールし票の掘り起こしを図っています。
■西岡 秀子候補(国民・前)
(西岡 秀子候補)
「昨年からの国会議論の中心は統一教会の問題や「政治とカネ」の問題だった。そういう政治をこれからも続けていくのか。」
4人の新人を迎え撃つ、国民民主党・前職の西岡 秀子候補 60歳。
元長崎県知事の祖父・竹次郎氏、参議院議長も務めた父・武夫氏の時代からの地盤も受け継ぎ、これまで2期、議席を守ってきました。
選挙戦では、党幹部も長崎入り。
(国民民主党 榛葉賀津也幹事長)
「このまちには、西岡秀子がいる。素晴らしい政治家。根性は玉木(代表)より上」
支持固めを図ろうと、連日 個人演説会を開催。
100年に一度と呼ばれる変革を遂げる中心部に対し、人口減少などにあえぐ周辺部での課題にも取り組む考えを強調しました。