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新人候補4人で混戦か?「佐々町長選挙」選挙戦スタート 争点は町政の信頼回復の方向性など《長崎》

2025年6月10日 19:22
新人候補4人で混戦か?「佐々町長選挙」選挙戦スタート 争点は町政の信頼回復の方向性など《長崎》


官製談合事件で、前の町長が辞職したことに伴う佐々町長選挙が10日告示されました。

新人4人が立候補し、選挙は混戦となる見込みです。

佐々町長選挙に立候補したのは、届け出順に

元労働基準監督官の永瀬 仁候補(55歳)

元町議会議員の浜野 亘候補(69歳)

前副町長の中村 義治候補(66歳)

町の前事業理事の今道 晋次候補(60歳)の

いずれも新人の4人です。


演説用の旗を自ら準備し、独自の運動を展開する永瀬候補。

第三者委員会による「官製談合事件」の糾明と職場環境の改善を訴えています。

(諸・新 永瀬 仁候補)
「今回 私はこの2つ、第三者委員会(の設置)と、職場環境(改善)を訴えていきたい。皆さんが主役の選挙。政治を変えてほしい」


4年前、前町長に452票差で敗れ、2度目の挑戦となる浜野候補。

町議の政治経験を生かし、町政刷新をアピールしました。

(無・新 浜野 亘候補)
「命を大切にするまちづくりをやっていきたい。子育て支援、健康づくり、災害に強い町。(できるのは)浜野 亘しかいない」


「官製談合事件」でトップ不在の間、事態の収拾に追われた前副町長の中村候補。

失墜した町政への信頼を再び高めるため、必勝を誓いました。

(無・新 中村 義治候補)
「職員の先頭に立って行政の信用回復を行い、新しいまちづくりをしたい。最後の最後まで頑張っていきたい」


40年間、町の職員として発展に携わったという今道候補。

町民の声を反映し、透明性のあるまちづくりを目指すとしています。

(無・新 今道 晋次候補)
「私のスローガンは『町民の声と透明性で町を創ろう』。信頼回復を図り、住民の皆様方としっかりとつながっていく。そういうまちづくりを進めていきたい」


佐々町の官製談合事件では、4期16年務めた古庄 剛前町長が3月に逮捕され、3か月にわたって実質トップ不在が続いている状況で、選挙戦では、町政の信頼回復の方向性などが、主な争点となっています。

9日時点の有権者数は、1万1000人あまりで、投票は15日に行われ、即日開票されます。

最終更新日:2025年6月10日 19:25
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