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【解説】カギは“自民票”の行方「衆院長崎3区補選」来週告示 “野党対決” で前哨戦に火花《長崎》

2024年4月10日 15:00

福岡市出身で2018年に平戸市に移住。学習塾を経営していますが、学生時代から国会議員の事務所スタッフを務めるなど、政治への関心が高かったそうです。

(井上翔一朗氏)
「(これまでは)私自身も、有権者として政治を変えたいけど選択肢がないという状況だった。今回新しい選択肢を長崎の皆さんに示して、新しい政治を作っていきたい」

3月末に行われた佐世保市での事務所開きには、党本部から、音喜多駿政調会長が出席しました。

(音喜多 駿 政調会長)
「我々は地方自治体で首長を何十人も出して、しっかり実績を積んできた。こうしたことも、離島も含めた地方の人に伝えることが重要な選挙になる」

5日からは馬場伸幸代表も長崎入り。維新の会は次期衆院選で、野党第1党を目指す考えを示していて、野党一騎打ちが見込まれる今回の補欠選挙は「重要な意味を持つ」と力を入れています。

(馬場伸幸代表)
「(立憲民主党の)改革マインドは、非常に低い。立憲民主党に任せて構造的な抜本改革ができるかと言えば、私は無理なのではと見ている。改革に果敢にチャレンジしていく政党はどこなのかという観点で、今回の選挙戦を見てほしい」

自民支持層の取り込みも視野に、安全保障などに関して自民と政策協議を進めていることや、憲法改正への取り組みを進め自衛隊を明記することなど「改革保守」を掲げる維新の政策を訴えるとしています。

(井上翔一朗氏)
「(3区は)国境離島が多く、安全保障上も非常に重要なところ。自衛隊の隊員も多い。安全保障に関する政策を訴えることで、自民党支持層もそれを見て、日本維新の会でも大丈夫だと思ってもらえるのでは」

長崎3区補欠選挙は4月16日告示、28日に投開票が行われます。

【「NIB news every.」2024年4月9日放送】