×

【衆議院選挙・長崎2区】裏金の余波は? 最激戦区 “自民vs立憲” 前職の激突に新人2人も《長崎》

2024年10月24日 6:45

(加藤竜祥候補)
「食料安全保障が叫ばれている中で、半島や離島をどうしていくかは極めて大事なこと。接戦ということで気を抜かず、最後の最後まで全力を尽くす」

■山田 勝彦候補(立憲・前)

一方、立憲民主党の前職、山田 勝彦候補は加藤候補が地盤としてきた諫早市から活動をスタートさせました。

(山田 勝彦候補)
「新しい選挙区、諫早初めての戦い。どうかこの選挙、一緒に戦ってください、そして山田勝彦を再び、国会へ送りなおしていただけないでしょうか」

加藤候補と同じく、2021年の総選挙に初めて出馬。

旧3区で自民党の谷川 弥一氏と接戦を繰り広げたものの僅差で敗れ、比例で復活当選を果たします。

その後、谷川氏が “裏金事件” によって議員辞職。

それを受けて行われた今年4月の旧3区の補欠選挙では、自民党が候補を擁立しなかった中、維新の新人を破り 小選挙区で初めての勝利をつかみました。

(山田 勝彦候補 ※4月の補選後のコメント)
「この裏金問題のけじめは、国会に戻って真の政治改革を進めることで、けじめをつけられる」

それからわずか半年で迎えた総選挙。

立憲民主党は長崎2区を「重点選挙区」の1つとしていて幹部も続々、応援に駆けつけています。

( 立憲民主党 小川淳也幹事長)
「(裏金は)額の多寡の問題ではない、政治家としての資質の問題。それで国の責任ある役職を辞任した人を、もう一度送り込むのか。勝彦さんに託していただけるのか」

( 立憲民主党 辻元清美代表代行)
「地域の代表に裏金議員はいらない。クリーンな政治に皆さんの1票で、大掃除してください」

(大串博志 選対委員長)
「相手の背中は見えている、つかみつつある、しかしまだ追い抜いていない。どうか皆さん、山田勝彦に力を与えてやってください」

農林漁業者への所得補償制度の復活といった一次産業への支援策や、ガソリン税の引き下げなどの 物価高対策を訴える山田候補。

自民支持層の切り崩しも狙います。

(山田 勝彦候補)
「この長崎2区で私自身が勝ち切るということが、政権交代に向けて大きなうねりになると思っている」

次ページ
■髙木 聡子候補(参政・新)