子が泣くほど福が舞い込む “節分の伝統奇祭”「モットモ」 若い世代がモットモ爺に初挑戦《長崎》
(モットモ爺)
「モットモーォ!」
子どもがいる家を一軒、一軒回っては、大きな声を出しながら子どもたちに顔を近づけ、怖がらせます。
(モットモ爺が来た家の人)
「話は聞いていたので、我が子を連れてくるのが夢だった。感動です。健康に育ってくれれば」
お父さんにしがみつき、嫌がる女の子にも大きな声で…
(モットモ爺)
「モットモーォ!」
(モットモ爺が来た家の人)
「いいですね。日頃わがままなので、たまにはいい刺激を」
(モットモ爺 久松 大和さん(30))
「最高でした。もう1回行ってやりたい。夜眠れなくなるので」
モットモ爺と元気に泣く子どもたちの姿を見ながら、地域の大人たちはニコニコ顔。縁起物が今年もやってきたと、伝統の奇祭に大喜びです。
モットモ爺に扮した久松さんが向かった先は…
(モットモ爺 久松 大和さん(30))
「いよいよですね。ちびらせてやります」
自宅です。
(モットモ爺 久松 大和さん(30))
「モットモー!これがモットモ爺。」
(モットモ爺 久松 大和さん(30))
「大変!疲れた、楽しかったけど。もちろん(次回も)モットモ爺として参加する。
伝統は続けていかなければ」
にぎわう声と子どもたちの泣き声が響き渡り、まちには多くの福が舞い込みました。