美容男子が発案「部活中の肌乾燥がヒントに!」魚のうろこ活用したハンドクリーム開発に挑戦中《長崎》
開発では、まずクリームの主成分となるコラーゲンの抽出に着手。
(松浦高校 吉田夢那さん)
「うろこを蒸留水につけて、80度の恒温槽につけてコラーゲンを抽出する」
抽出する方法は、長崎大学水産学部の研究室に教えてもらったそうです。
(松浦高校 山口真尋さん)
「長大に訪問する前に一度、実験を自分たちだけでやったけど、その時失敗した。アドバイス通りやったらゼリーのようなコラーゲンが抽出できて感動した」
硬度計を使った実験で調べたのは…。
(松浦高校 竹田桧さん)
「コラーゲンの硬さを測る。クリームになった時に伸びやすい、伸びにくいがある程度わかる」
ところが抽出したコラーゲンの成分分析を専門業者に依頼したところ…
(松浦高校 山口真尋さん)
「結果を聞いたときは、自分たちに実験では限界があると思った」
塩分濃度が高く、不純物が多いことが判明。
今後は協力してくれる企業や、行政の力を借りて製品化を目指すことにしました。
(松浦高校 山口真尋さん)
「あきらめるのではなく、違うやり方で製品化を目指したい気持ちになった」
2月24日。
松浦の代表として臨んだ県内最大級のコンテスト『ミライ企業Nagasaki』。
投資家の評価は…。
(審査員)
「このプランすごく気に入ったけど、普通のコラーゲンとアジのうろこで作ったものの、コストの比較ってどんな感じなんでしょうか」
(松浦高校 山口真尋さん)
「明確に計算したことはないんですが、うろこを頂くだけだから無料で提供してくれることになっている」
1年間の成果を出し切った3人。
(松浦高校 竹田桧さん)
「いろんな人を巻き込みながらやっていくことで自分の夢に近づくのが早くなると感じた」
(松浦高校 吉田夢那さん)
「企業の方たちにすごく興味を持ってもらえてうれしかった」
開発への挑戦はまだまだ続きます。
(松浦高校 山口真尋さん)
「自分たちで出来ないことがたくさんあって先生方に助けられて私たちがここまでやってこられたと思う。この活動を製品化につなげます。頑張ります」