長生きの秘訣は楽しい交流&運動「生きがいのある高齢者に」“通いの場” 平戸市の取り組み《長崎》
また 高齢者同士が毎週顔を合わせることが、お互いの見守りにもつながっているそうです。
(平戸市長寿介護課 本山 勝也さん)
「誰か来てないってなれば、体調崩しているのかなっていう発想になる。迎えに行ってみたり、声をかけてみたり、まさに相互見守り。
高齢者が高齢者同士で見守りにつながっている。少し体が弱くなっているとなると、包括支援センターに相談が届いて、個別に対応もできる」
運動だけでなく、独自の取り組みを行う団体も。
大久保町の「神崎さくらの会」で活動する藤原 健一さん76歳は、自宅の庭で、トウモロコシやキュウリなど 10種類以上の野菜を育てています。
(神崎さくらの会 藤原 健一さん(76))
「これは4月に植えて、もうずいぶん採った。11月まで採れる」
丹精込めて育てても…。
(神崎さくらの会 藤原 健一さん(76))
「こんな(量)、とてもじゃないけど食べきれない」
そこで、作った野菜を 無人販売所に置くことにしました。
会では、6年前から無人販売を始め、参加者が育てた野菜をすべて100円の価格で並べています。
午後には売り切れることもあるそうです。
(神崎さくらの会 藤原 健一さん(76))
「皆さん買っていただければ 私らもいいし、地域の人たちもいい。会の費用にもつながる」
無人販売の売り上げのうち、2割は会の資金にあてています。
(料理中の女性)
「ふくれまんじゅうです。この辺では何か集まりといえば、これを作る」
この日は まんじゅうを作り、食事会。
このほか、旅行などにも活用しているそうです。
(神崎さくらの会 里村一子 代表)
「自分たちの使うお金は、自分たちで工面して作る。みんなと一緒に食事に行ったり、そういったのができればそれが1番いい」
住民主体で運営する“通いの場”
開設して 最初の4週間は、週に1回のペースで市が決めたメニューに取り組みます。
介護予防の講話のほか、市独自の「平戸よかよか体操」もメニューのひとつ。