ホタルの生息地減少 住む環境を守るには?「ホタルの光を後世に」 保全活動続ける人々《長崎》
(長崎大学教育学部 大庭伸也 准教授)
「その地域のものではないゲンジボタルを離してしまうと、その場所特有のものがいなくなっちゃう。こういうものがいるという環境が大事だと思ってほしい」
▼癒やしの光が絶えないように
ながさきホタルの会の髙田さん、自宅から大きな箱を運んできました。
中には卵からふ化したホタルが。
(ながさきホタルの会 髙田勝行さん)
「幼虫になって初めての旅立ち」
(ながさきホタルの会 髙田 勝行さん)
「おはようございます」
向かったのは長崎市立川原小学校。
毎年 3、4年生を対象にホタルの学習を行っていて、今年3回目の授業です。
(ながさきホタルの会 髙田 勝行さん)
「ほら、ブツブツしているこの幼虫が水の中で生活する」
地域のホタルを守りたい。
髙田さんの思いは子どもたちにも伝わっています。
(児童)
「お菓子のゴミをちゃんと持って帰ろうと思った」
(児童)
「ホタルが元気に過ごせるように育てていきたい」
来年も、その先も癒やしの光が絶えないように。
(ながさきホタルの会 髙田勝行さん)
「今年はおらんダメやったばいとは言えない。だから残してやりたい。できればできる間は(活動を)しようかなと」
それぞれの活動が続いています。
髙田さんは、育てたホタルの幼虫を川に還す活動を毎年行っていて、今、飼育しているホタルは、来年2月ごろに子どもたちと一緒に放流するということです。