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ホタルの生息地減少 住む環境を守るには?「ホタルの光を後世に」 保全活動続ける人々《長崎》

2024年6月12日 6:45

(長崎大学教育学部 大庭伸也 准教授)
「その地域のものではないゲンジボタルを離してしまうと、その場所特有のものがいなくなっちゃう。こういうものがいるという環境が大事だと思ってほしい」

▼癒やしの光が絶えないように

ながさきホタルの会の髙田さん、自宅から大きな箱を運んできました。

中には卵からふ化したホタルが。

(ながさきホタルの会 髙田勝行さん)
「幼虫になって初めての旅立ち」

(ながさきホタルの会 髙田 勝行さん)
「おはようございます」

向かったのは長崎市立川原小学校。

毎年 3、4年生を対象にホタルの学習を行っていて、今年3回目の授業です。

(ながさきホタルの会 髙田 勝行さん)
「ほら、ブツブツしているこの幼虫が水の中で生活する」

地域のホタルを守りたい。

髙田さんの思いは子どもたちにも伝わっています。

(児童)
「お菓子のゴミをちゃんと持って帰ろうと思った」

(児童)
「ホタルが元気に過ごせるように育てていきたい」

来年も、その先も癒やしの光が絶えないように。

(ながさきホタルの会 髙田勝行さん)
「今年はおらんダメやったばいとは言えない。だから残してやりたい。できればできる間は(活動を)しようかなと」

それぞれの活動が続いています。

髙田さんは、育てたホタルの幼虫を川に還す活動を毎年行っていて、今、飼育しているホタルは、来年2月ごろに子どもたちと一緒に放流するということです。

最終更新日:2025年2月21日 13:48