“長崎発いつかは世界の舞台へ” 人気カフェ展開する女性オーナー 海外目指す人材育成も《長崎》
(JUNE COFFEEオーナー 西原 千草さん)
「都会とか人通りが多いところに、店を出した方がいいんじゃないかという考えも少しはあったが、あえてそこを避けて人通りは少ないけど、わざわざ来てもらえる場所だったらお客さんにとってもいい思い出になるんじゃないかと思った。景色がすごくきれいなので、長崎生まれの長崎のブランドという意味を込めている」
1号店と同時に会社を設立、この3年間で長崎市内に3店舗、大阪にも店を開きました。
カフェのロゴは、1号店から見える海の景色からデザインしています。
(JUNE COFFEEオーナー 西原 千草さん)
「ジュンコーヒーのロゴがここから見えている岩をモチーフに作ってあるので、あの岩はこれから先、ジュンコーヒーのシンボルとして大事な風景なんじゃないか」
▼とことんこだわるのが流儀 完成に“2年”かけたパンも
1号店には、40種類ものパンが並びます。
そのすべてが西原さんのレシピで作られています。
看板商品のクロワッサンは、完成までに2年をかけていて大人気です。
(JUNE COFFEEオーナー 西原 千草さん)
「パリの味を再現したいというのと、もう少しカリッとした自分らしいクロワッサンにしたいと思って」
何かの “ついで” ではなく、“目的地” になるカフェを目指しています。
▼人材育成や海外でカフェを開きたい人のサポート事業も展開
パン作りや店づくりだけでなく、人材育成にも力を入れます。
西原さんに1号店のマネージャーを任されているのは、鳥山 蘭さん26歳。
細かい指導を受け、バリスタとしても成長を続けています。
今ではこんなラテアートも。
(JUNE COFFEEオーナー 西原 千草さん)
「いいですね。ははは」
(マネージャー 鳥山 蘭さん)
「(オーナーは)いてくれて頼りになる、心強い存在」
バイタリティあふれる西原さんは、これまでの経験を活かし、ある事業も始めました。
海外でカフェをオープンする人をサポートするコンサルティング事業です。
韓国やスペイン、ドバイなどで、店づくりやメニューの開発のほかスタッフの育成についても、海外を飛び回り、アドバイスしています。
(JUNE COFFEEオーナー 西原 千草さん)
「今回のカナダの場合はメープルシロップの会社だったが、その会社がカフェを開きたいとのことだったので、メープルシロップを使ってデザートを生み出すか、ドリンクの中でどんなふうにシロップを入れればおいしくなるのか、というのをメーンでやっている。結構それぞれのコンセプトに合わせてやるのは楽しいし、いい経験になる。けっこう上手くいってるかな」