人手不足や2024年問題に直面「建設業界の今」DX推進や女性活躍で改革 “魅力ある環境に”《長崎》
27人が働く長崎市の武藤建設では、5人の女性が「建設ディレクター」として活躍しています。
(入社4年目 中山 瑠菜さん(24))
「(入社当時は)建設ディレクターの仕事が無くて、なかなか業務を振ってくれる人がいなかったが、現場の進捗状況をドローンで撮影したりしている」
専用の休憩室もつくりました。
(入社4年目 中山 瑠菜さん(24))
「昼休みにソファで寝転んだり、休む場所です、女性が。業務中も体調がすぐれない時にここで寝ていた」
今年度から休日の日数を増やし、基本給や手当てを見直すなど賃上も行いました。
(武藤建設 武藤 剛社長)
「給料もそれ(休日の増加)によって、マイナスにならないように増やすくらいで、4月から改定した。とにかく働きやすい環境を作る」
ただ、環境整備に伴い、今後は短い工期の仕事は受けられなくなることもあると考えているそうです。
(武藤建設 武藤 剛社長)
「仕事を捕りにいかないのはつらい立場であるけど、それをみんなで努力して環境を良くしていくしか方法はないと思う」
(県建設業協会 根〆 眞悟会長)
「大きい会社、地場でも中堅小規模、一緒になって進んでいかないといけない。みんなが一緒に進んでいくことが大事で、成功事例を出していけば(ほかの企業も)ドンとそこに乗っていく」
建設業界が 働きやすく、魅力ある環境となるように。
それぞれの現場で「改革」が進められています。