「被爆79年 祈りに包まれた長崎の一日」被爆者と若い世代が目指す継承の終着点=“平和な世界”《長崎》
被爆者の代表を務めた 三瀬 清一朗さんは、
「平和への誓い」で、ウクライナやパレスチナで子供たちが命を落としているとして「戦争の愚かさから目をそらすことは出来ません」と述べました。
(平和への誓い 三瀬 清一朗さん)
「子供や孫たちが安心して過ごせる青い地球を遺していくために、孫被爆国日本こそが、核廃絶を世界中の最重要課題として、真摯に向き合うことを願ってやみません」
被爆者なき時代はすぐそこに迫っています。
(3歳で被爆田中 安次郎さん)
「同僚が亡くなっていくものでこういう人たちの分までも生きて頭を下げる機会を作ってもらって本当によかった。元気で生きていかないといけない」
(5歳で被爆川野 浩一さん)
「依然として核兵器が存在するどころか使われる危機感がますます増えている。そういう面では非常に残念。もう私たちには限界がある。そうすると私たちが続けてきた運動をどう次の世代が引き継いでくれるのか」
(1歳で被爆和田 征子さん)
「(被爆体験を)自分事として考えるような人を作っていきたい。そのためにもみんなが手をつないで頑張らないといけない」
継承を託された若い世代が“自分事”として考えてもらうために出来ることは―。
(長崎東高校2年津田 凜さん)
「直接の思い、経験を聞くことができなくなってしまっているのが現状にあってそれをどう乗り越えるかが私たちの課題」
(被爆4世 大澤 新之介さん)
「今被爆者がいるうちに一緒に手を取り合って被爆者と若い世代が一緒になって活動するといいものが生まれるのでは」
被爆者と若い世代が目指す継承の終着点=“平和な世界”に向けて。
来年で被爆から80年を迎えます。