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目標は上位入賞!白バイ隊員がテクニック競う「安全運転競技大会」 県内女性隊員の訓練とは《長崎》

2024年6月24日 6:45

(山本真奈美巡査)
「家族はバイクに乗るのが好きなので、すごく喜んでいた」

そんな山本さんには憧れる先輩がいます。

平戸警察署交通課長の田﨑友美 警部です。

(田﨑友美 警部)
「こんにちは。飲酒運転が多くてですね。ご協力をお願いします」

月に一回開く交通安全推進キャンペーンでは、自ら 市民に呼びかけます。

(田﨑友美 警部)
「どうしても、交通安全というのは警察だけで成立するものではない。悲しい事故を1件でも防ぐことができるように、地元の方と協力して安全運動の活動を推進したり」

田﨑警部は警察官としてのキャリアは23年。山本さんの採用試験の面接官でもありました。

全国大会には過去3回出場し、2005年には傾斜走行競技で3位入賞。県内最高記録となっています。

さらに大会の上位入賞者らが教官となり、運転技術を指導する安全運転センター中央研修所で初の女性教官に抜擢され、3年間務めました。

山本さんにとって「ヒーローのような存在」。

今年1月の「県下一周駅伝大会」では、2人並んで選手を先導しました。

先輩もエールを送ります。

(田﨑友美 警部)
「やる気があって、しっかり集中して練習しているようなので(全国大会の)いい結果を期待している。もっともっと頑張れ」

最高時速180キロ。重さは300キロもある白バイ。

乗りこなすには体力だけでなくバランス感覚も求められます。

全国大会の女性部門は、2種目。

8の字や旋回、狭い道の走行などの『バランス走行操縦競技』。

バイクを傾けながら障害物を交わす『傾斜走行操縦競技』通称スラロームです。

(山本真奈美巡査)
「バランス走行の中の8の字が最近やっと速度が出せるようになってきた」

しかし、減点となる “マーカー接触”。

(山本真奈美巡査)
「ラインを間違えるとマーカーに接触したり。速度が乗りすぎるとうまくラインを通れなかったりするので、速度を落とすところは落とし、上げるところは上げる」

最高得点は、合計2000点。

減点方式で、障害物や地面との接触、上位とのタイム差などで点数が引かれ、バイクを倒せばその時点で失格です。