大雨シーズン前に災害への備えを「土石流などの危険箇所」諫早市で砂防建設中の砂防ダム視察《長崎》
本格的な大雨シーズンを前に災害への備えを確認します。
諫早市で19日、土石流などの危険性がある箇所の視察が行われました。
(説明)
「こちらの山の上の方で、大きい石や倒木があり、下流に流失してしまうと、大きな災害に結びついてしまうため、整備に入った」
諫早市多良見町の小角川沿いに建設が進められている砂防ダムを視察したのは、県や消防、警察など約20人です。
土石流の被害が予想される場所や整備中の砂防工事現場などの視察は、大雨のシーズンを前に毎年行われています。
小角川の下流域には、約80戸の住宅や国道、鉄道があり、大雨の際には直径1m以上の石や倒木が流される危険があることから、砂防ダムは今年度中の完成を目指しています。
(県央振興局)
「長崎県内には、たくさんの危険渓流、土石流の発生の危険箇所があると思うので、お住まいの危険か所をハザードマップなどで、確認して災害に備えてほしい」
県央振興局によりますと、諫早市には土砂災害の危険箇所が2900か所以上あり、大雨の際には早めの避難を呼びかけています。