長崎くんち【五嶋町・龍踊】高く速く勇壮に! 目指すは辰年にふさわしい “勢いある龍の舞”《長崎》
中国で雨乞いの儀式として始まったとされている龍踊。
龍が月を飲み込もうと探す様子を表現しています。
悠々と舞う “生きた龍” を再現しようと何度も練習を重ねます。
(新人龍衆)
「止めるのを意識したら、全然上がらない」
(先輩)
「でも徐々にだから。タイミングをつかんでくれば大丈夫だから」
龍のどの位置を持つかで変わる動きの違いや、自分の持ち場の役割をつかんでいきます。
この日は八坂神社での場所踏み。
本番の奉納を待ちきれない多くの人が集まる中、龍衆と囃子方は息を合わせます。
開幕まで、あと1か月。
(井出 和宏 総監督)
「まだ60点くらい。高くて、早くて、勢いのある “龍” を極めていきたい」
(馬場 祐輔 龍監督)
「龍衆も頑張っている。本番はもっといい龍踊が見せられると思う。時間が許す限り、五嶋町は “モッテコイ” をやる。龍衆の『五嶋町魂』を感じてほしい。一生懸命頑張ります」
稽古はラストスパート。
辰年の秋の大祭へ、全力疾走です。
五嶋町は、9月28日土曜日まで稽古を続け、本番に挑むということです。