認知症の人への適切な接し方とは?「一番のプレゼントは安心感」地域で学び支え合う取り組み《長崎》
(認知症を地域で支える会 廣川 禎教 副会長)
「まずは会を立ち上げることで、正しい認識を地域の人に持ってもらう。
そして声を上げてもどういう対応したらいいのか、どういったところに相談したらいいのかといったことを、私たちの会が教えていくことができるのが、1番重要なポイント」
メンバーは徐々に増えていて、定期的な研修会を行う予定です。
今月16日には、認知症の男性の実話をもとにした映画の上映会を企画。
(映画「オレンジ・ランプ」貫地谷しほりさん・和田正人さん主演)
会場では映画に登場する、会の象徴としている “オレンジ色のランプ” を展示する予定です。
(認知症を地域で支える会 徳久 正喜 副会長)
「我々一人ひとりがランプの役割、あるいはこれから増えていくであろう会員の方々が、ランプの役割を果たしてくれるような象徴的なものになればいい」
認知症をみんなが自分ごととして、話し合います。
(発起人 久保 宏記さん)
「知られたくないという世間一般の方が多くて、なかなか自分から発信することがない。発見や支援が遅くなったりすることによって、だんだん進行して問題が大きくなっていく。
その前に認知症は怖くないよという気持ちになってくると、自然とみんなで支えられるんじゃないかと思って、住民にも発信していきたい」
認知症を正しく学び、みんなで支え合う。
地域共生のともしびは、着実に広がりを見せています。