×

「幸せもたらす“ニワトリ”が 愛する家族に」出会いは伝統の秋祭り 今やSNSでも人気者《長崎》

2025年4月17日 15:30
「幸せもたらす“ニワトリ”が 愛する家族に」出会いは伝統の秋祭り 今やSNSでも人気者《長崎》

長崎市にある若宮稲荷神社の伝統芸能『竹ン芸』。

クライマックスで竹の上から放たれるのが “ニワトリ” ですが、その後どうなるか、皆さんご存じでしょうか。

おととしの『竹ン芸』で宙を舞ったニワトリが、今はどうしているのか、会いに行ってきました。

◆初めて家に迎え入れたペット「よっちゃん」とは?


人を追いかけ、部屋の中を走り回り…。

ヒザに乗って、おやつをおねだり。


カートに乗りこみ、外へお散歩にも出かけます。

ペットとしてのびのびと暮らすオスのニワトリ(=チャボ)。

その名は…


(飼い主)
「よっちゃん~!」

チャボのよっちゃんです。
今 暮らしているのは、長崎市の佐藤さん宅。


(飼い主 佐藤 聡美さん)
「もう息子です。我が子みたいな。初めてこの家で飼うペットなので。こんなに “どハマり” するとは思わなかった」

よっちゃんとの出会いは、1年半前のことでした。

◆出会いは秋祭り「竹ン芸」 “幸福”の象徴として登場


長崎市の若宮稲荷神社で行われる 秋の例大祭『竹ン芸』。

200年以上前から伝わる伝統神事で、国と市の無形民俗文化財にも指定されています。


『竹ン芸』は、命綱つけない状態で10メートルほどある竹の上にのぼり、竹をしならせながら “白狐” に扮したふたりが妙技を披露。

そしてクライマックスは、狐が胸にしのばせたニワトリ1羽を宙に放つのです。

見事、そのニワトリをつかんだ観客には “幸福が舞い降りる” といわれています。

そう、おととしの竹ン芸のクライマックスで放たれたのが、“よっちゃん” でした。

(飼い主 佐藤 聡美さん)
「担当者にに聞いたら、お持ち帰りいただいて大丈夫ですと言われて、連れて帰って。それから、よっちゃんとの生活が始まりました」

◆家族の一員「よっちゃん」

ペットを迎え入れること自体、初めてだったという佐藤さん一家。

情報を集めようと始めたのが、インスタグラムでした。

(飼い主 佐藤 聡美さん)
「だんだん親バカ具合が増してきて、よっちゃんがこんなにカワイイというのを、誰かに見てもらいたいなというのもあって、始めました」