「幸せもたらす“ニワトリ”が 愛する家族に」出会いは伝統の秋祭り 今やSNSでも人気者《長崎》
長崎市にある若宮稲荷神社の伝統芸能『竹ン芸』。
クライマックスで竹の上から放たれるのが “ニワトリ” ですが、その後どうなるか、皆さんご存じでしょうか。
おととしの『竹ン芸』で宙を舞ったニワトリが、今はどうしているのか、会いに行ってきました。
人を追いかけ、部屋の中を走り回り…。
ヒザに乗って、おやつをおねだり。
カートに乗りこみ、外へお散歩にも出かけます。
ペットとしてのびのびと暮らすオスのニワトリ(=チャボ)。
その名は…
(飼い主)
「よっちゃん~!」
チャボのよっちゃんです。
今 暮らしているのは、長崎市の佐藤さん宅。
(飼い主 佐藤 聡美さん)
「もう息子です。我が子みたいな。初めてこの家で飼うペットなので。こんなに “どハマり” するとは思わなかった」
よっちゃんとの出会いは、1年半前のことでした。
長崎市の若宮稲荷神社で行われる 秋の例大祭『竹ン芸』。
200年以上前から伝わる伝統神事で、国と市の無形民俗文化財にも指定されています。
『竹ン芸』は、命綱つけない状態で10メートルほどある竹の上にのぼり、竹をしならせながら “白狐” に扮したふたりが妙技を披露。
そしてクライマックスは、狐が胸にしのばせたニワトリ1羽を宙に放つのです。
見事、そのニワトリをつかんだ観客には “幸福が舞い降りる” といわれています。
そう、おととしの竹ン芸のクライマックスで放たれたのが、“よっちゃん” でした。
(飼い主 佐藤 聡美さん)
「担当者にに聞いたら、お持ち帰りいただいて大丈夫ですと言われて、連れて帰って。それから、よっちゃんとの生活が始まりました」
ペットを迎え入れること自体、初めてだったという佐藤さん一家。
情報を集めようと始めたのが、インスタグラムでした。
(飼い主 佐藤 聡美さん)
「だんだん親バカ具合が増してきて、よっちゃんがこんなにカワイイというのを、誰かに見てもらいたいなというのもあって、始めました」