品薄かつ価格が高止まりするコメについてお伝えします。

農林水産省が毎週まとめている、全国のスーパーでのコメ 5キロあたりの平均販売価格です。

26日に公表された、今月12日～18日までの平均価格は4285円と、前の週より17円上がり最高値を更新しました。

政府備蓄米の売り渡しについては、これまでコメの価格が極端に下がらないように、最高値を提示した集荷業者が落札する「競争入札」だったため、値段が下がりにくいとの指摘がありました。

今回、打ち出された「随意契約」による備蓄米の売り渡しでは、政府が予定価格を定めた上で事業者を選ぶため「競争入札」より安い価格で流通できるとされています。

予定では、2022年産の20万トン、2021年産の10万トンを、60キロ平均1万1556円で大手小売業者に直接売り渡し、集荷、卸売業者などの中間手続きを減らすことで、店頭価格は5キロ2160円程度になるとの見通しを示しています。