「いきなりドン」宮崎の落雷事故 “防ぐための対策は?” 県内でも去年1年間に雷注意報86回《長崎》
文部科学省の資料をもとに屋外活動時の雷への対応をまとめました。
まず、雷の音が聞こえてくる、急に冷たい風が吹いてくるといった積乱雲が近づく兆しを察知することが重要です。
予兆があった場合は、部活動などの屋外活動を中断し速やかに屋内に避難することが求められています。
避難する場所は鉄筋コンクリートの建物や車や電車の中が「安全」とされていて、木造建築の内部も基本的に安全ですが、電気器具や天井・壁から1m以上離れればさらに安全だということです。
近くに避難する建物などがない場合には、電柱や鉄塔などの高い物体の一番上の部分を45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4メートル以上離れたところに逃げてください。
木の幹や枝からも2m以上は離れましょう。
姿勢を低く、地面との接地面を少なくし持ち物は体より高く突き出さないようにして収まるまで待機してほしいとしています。
県教育委員会は、今回の事故を受けて県立学校や各市町などに改めて注意喚起を行いました。
雷の音が聞こえなくても、事前に気象情報を確認した上で、黒い雲が頭上にあったり、近づいてきたりした場合は屋外活動をためらうことなく中止してほしいとしています。