被爆80年を迎える今年、長崎原爆をモチーフにしたミュージカルが7月31日、8月1日の2日間、東京で上演されます。

（都倉 俊一さん）
「テーマは愛。親子の愛、夫婦の愛。人類愛。人生をほんろうした背景に被爆、原爆投下という悲劇があった」

東京で行われた製作発表会には、企画・原案・作曲を手掛けた都倉 俊一さんのほか、主演の俳優・松坂 慶子さん、大原 櫻子さんらが出席しました。

ミュージカル『幾光年 ーLight Yearsー』は、“長崎原爆をモチーフ” にした4世代にわたる家族の物語です。

都倉さんが30年前に英語で書き下ろし、イギリスで上演していて、日本語での披露は初めてです。

（都倉 俊一さん）
「ノーベル平和賞を受賞した。世界の原爆に対する、そういう意味では関心が、30年前とは格段に違ってきた。感じていただきたいのは、被爆者に国境はない」

（松坂 慶子さん）
「長崎の地の方たちの思いを知る旅に出るんだと思う。心を込めて演じさせていただきたい」

ミュージカルは7月31日から2日間東京で上演され、その後、全国各地や、海外での公演も見据えているということです。