佐々町は異例の状態「トップ2人が不在」中村副町長が9日付で退職 総務理事が町長代理へ《長崎》
佐々町議会は臨時会を開き、中村副町長の退職の申し出について全会一致で同意しました。
官製談合事件で退職した町長に続いて、トップ2人が不在の異例の状態となります。
9日午前、臨時で招集された佐々町議会。
中村 義治副町長は、7日に退職願を提出していて、全会一致で同意しました。
(中村 義治 副町長)
「一身上の都合ということで議会から同意をいただいたので、今日付けで退職する。3月以降、約2か月間大変迷惑、心配をかけたと思っている。反省している」
退職理由については一身上の都合としていて、明言を避けています。
佐々町では先月、町が発注した公共工事の入札を巡り、官製談合防止法違反などの罪で町長の古庄 剛被告が起訴され、退職。
中村副町長は、事件発覚直後の3月11日付けで町長の職務代理者に選任され、町政を担ってきました。
退職の申し出が承認されたことで佐々町は、町長と副町長がそろって不在となり、10日からは大平 弘明総務理事が町長の職務代理者を担うということです。
町長選挙は来月10日告示、15日投開票の予定で、これまでに2人が立候補を表明しています。