ネパール人学生インターンに密着!県と宿泊業界がタッグ「人手不足解消への取り組み」《長崎》
長崎市や大村市、雲仙市の宿泊施設に配属された学生たち。
ネパールの大学でもホスピタリティを学んできたそうですが…。
(指導)
「シーツが違う。大きいシーツ」
(インタライ サクヒンさん)
「ネパールで学んだことと同じなのは、窓ふき、トイレ掃除、モップ掛けなど。そのほかはネパールで学んだこととは かなり違う」
日本独自の文化『おもてなし』。
ベッドメイキングひとつとっても、シワの伸ばし方やものの置き方など、プロとしての細やかな気配りが求められます。
(ベテランの先輩 榮 啓子さん)
「言葉が通じないけど、手振り身振りで頑張って習っている。頑張ってますよ。今からもっと頑張って日本にきてからもしっかり働いてほしい」
(インターンシップ生)
「頑張ります!」
稲佐山観光ホテルに配属された2人は、食事会場の準備や配膳をメーンに担当。
今後は、日本語での接客にも挑戦していくそうです。
(稲佐山観光ホテル 飲料支配人 髙原 達雄さん)
「まじめで素直で表情が明るい。日本語を覚えるスピードも早い」
期間中は、社宅で暮らしている学生たち。
休みの日には長崎のまちを巡り、文化や風習、地域のことを学んでいます。
(シュレスタ・アーユーシャさん)
「1月1日に神社に行ったが、ネパールとは文化が全然違う。私はとても気に入っている」
この日 訪れたのは、長崎市のグラバー園。
(ナカルミ・ナンダニさん(23))
「(鯉は)私の腕と同じくらいの大きさ。ネパールには、こんな大きいのはいない。もっと小さい」
(ナカルミ・ナンダニさん(23))
「キュート!これが見たかった」
さらに 内陸の国・ネパールのナンダニさんたちにとって、憧れのひとつなのが “海” です。
(ナカルミ・ナンダニさん(23))
「とてもきれい。でも寒い」
日本での生活を満喫できることも、インターンシップ生にとって楽しみの一つです。
支援事業を通して、外国人人材の雇用のきっかけに…。
そして、人手不足の解消へ。
(県旅館ホテル生活衛生同業組合 塚島 宏明 専務理事)
「県内の宿泊事業者が今回の1期生の活躍を見て、外国の方と一緒に働いてみたいなと思ってもらえたら最高」
(ナカルミ・ナンダニさん(23))
「インターンシップはとてもいい機会。この業界では常に礼儀正しくあるべきだと思うが、日本ではゲストが快適に過ごせるように細心の注意を払い、ゲストに最善を尽くす。人に礼儀正しく接することは、私たちがネパールに戻ったときも心に残しておく」