加工場を食堂に “ショウガ”が主役の「生姜食堂」生産・加工を手掛ける会社が魅力発信《長崎》
ショウガをメーンにした飲食店がオープンしました。
生産や加工品を手掛ける会社が、魅力を発信しようと運営しています。
野菜の加工場を改装した店内。床の色はショウガと同じ “淡い黄色” です。
諫早市飯盛町に3月12日オープンした「生姜食堂」。
(ヤマシンフーズ 林田 由美子さん)
「壁や天井はそのまま利用している。テーブルは、以前ショウガを洗って流れていた(ベルトコンベア)ラインをそのまま生かしたテーブル」
運営するのは、市内の「ヤマシンフーズ」です。
ショウガの生産や加工品の製造を手掛けている会社で、業務用として、ガリや紅ショウガなどを県の内外に出荷。
近くの売店では、工場で製造したシロップや、きざみショウガなどを販売しています。
「生姜食堂」の立ち上げを提案したのは、社員の林田 由美子さんです。
店は5年ほど前まで、ショウガの加工場だった場所を利用しています。
(ヤマシンフーズ 林田 由美子さん)
「何か活かせないかということで、ショウガをみなさんに知ってもらう意味で、“食堂をしてはどうか” ということで始めてみた」
ヤマシンフーズは、市内の約5000平方メートルの畑で “ショウガ”を栽培。
4月から5月にかけ種を植え、10月から11月にかけて収穫しています。
(ヤマシンフーズ 林田 由美子さん)
「畑は赤土、ショウガに適した肥沃な土。収穫までいろいろな作業があるが、いいショウガを作れるように頑張っている」
“ショウガ を より身近に感じてもらいたい”
店で提供するのは、カレーです。
数種類のスパイスを効かせていて、ショウガのすりおろしをたっぷり使用。
このほか、地元産のジャガイモ、鶏肉などが入っています。
野菜のスープ、ショウガを使った福神漬けがセットになっていて、1日30食限定です。
(藤田 智子アナウンサー)
「けっこうスパイシー。ショウガは入っているので後味すっきりで飽きのこない味。具材が存在感あって食べ応えがある」
今後は、メニューを増やす予定で、ショウガの可能性を広げていきます。
(ヤマシンフーズ 林田 由美子さん)
「食堂を機会に会社を知ってもらう。ショウガの良さも知ってもらう。皆さんが集える場所を目指していきたい」
生姜食堂の営業は不定期。
営業日などの情報は「生姜食堂」のインスタグラムで発信する予定だそうです。