通報の手順や不審者の制圧方法は?「イベント会場でテロ想定訓練」施設職員や警察ら100人参加《長崎》
イベント会場でのテロ行為を想定した訓練が、佐世保市のアルカスSASEBOで行われました。
9月には「ながさきピース文化祭」の開会式も開かれることから、関係者は通報の手順などを確認しました。
イベント会場で叫び声をあげる男。手にはバットを持っています。
(警察)
「緊急110番警察です。事件ですか?交通事故ですか?」
(アルカスSASEBO職員)
「訓練通報です。事件です。アルカスSASEBO内の歩道で金属バットを持った男がいます」
28日にアルカスSASEBOで行われたのは、館内でイベント開催中に不審者が現れたことを想定した訓練です。
犯人を制圧時には、不審物も発見。
(警官)
「こい、何や!!」
(犯人役)
「爆弾さ。クソが、マジで!」
警察やアルカスSASEBOの職員ら約100人が参加し、警察への通報の手順や犯人の制圧方法などを確認しました。
(県警警備課 一瀬永充 警備課長)
「9月の国民文化祭の開会式の会場はアルカスSASEBOということで、たくさんの方がお見えになるのでそういった時のテロの対応を訓練した」
(アルカスSASEBO 山口 奈美さん)
実際イベントなどで(不審者)が現れたり、危険物があった場合の対策を考える良い機会になった」
会場では、犯人が爆発物を所持していることを想定し、県警機動隊の爆発物対策部隊がマジックハンドで回収する訓練なども行われました。