“名物女将” の遺志を継ぎ「自分らしく新たなもてなしを」壱岐島の老舗旅館 三代目女将の挑戦《長崎》
自慢の料理を手掛けるのは、夫 周太朗さんです。
(料理長 平山周太朗さん)
「マグロが水揚げされている。壱岐のマグロ。こんな感じのサシ加減」
(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「(マグロは)しゃぶしゃぶにしてもすごくおいしい。よかったらしゃぶしゃぶで」
(宿泊客)
「大好き」
(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「よかったです」
きめ細やかな心配りや飾りっ気のない人柄で、女将目当てのリピーターも増えているそうです。
(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「誠意であったり。本当に心からお迎えしたいという気持ちを、素直に出していきたい」
▼老舗旅館に新たな歴史を 島の魅力とともに客人に愛される宿へ
二代目女将の宏美さんは、今、まちを見渡せる丘で眠っています。
(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「いつも見守ってくれていてありがとうということと、これからも頑張るので見守ってほしいし、力を貸してくださいと…」
ここが、今の真希子さんにとってのパワースポットです。
いのちの限り、壱岐の女将であり続けました。
(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「少し任せてもらえるかなという気持ちも。自分のためにも、切り替えていくためにも」
宏美さんに頼らなくても愛される旅館に。
これまで不安になるたび、目を向けていた宏美さんの等身大パネルを思い切って奥にしまい…。
この日を区切りに新たな一歩を踏み出します。
~ あなたはあなたのままでいい ~
宏美さんは、いつもそう言ってくれました。
その言葉を胸に、真希子さんは自分のやり方で壱岐の魅力を発信していきます。
(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「歴史とか文化、海産物がおいしいだけでなく。種類も豊富だし、お米もおいしい、野菜もおいしい、お酒が…」
壱岐への思いはもう誰にも負けません。
平山旅館3代目女将。きょうも晴れやかな笑顔でもてなします。
(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「また季節も変えて、お待ちしています」