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“名物女将” の遺志を継ぎ「自分らしく新たなもてなしを」壱岐島の老舗旅館 三代目女将の挑戦《長崎》

2024年7月13日 7:00

自慢の料理を手掛けるのは、夫 周太朗さんです。

(料理長 平山周太朗さん)
「マグロが水揚げされている。壱岐のマグロ。こんな感じのサシ加減」

(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「(マグロは)しゃぶしゃぶにしてもすごくおいしい。よかったらしゃぶしゃぶで」

(宿泊客)
「大好き」

(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「よかったです」

きめ細やかな心配りや飾りっ気のない人柄で、女将目当てのリピーターも増えているそうです。

(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「誠意であったり。本当に心からお迎えしたいという気持ちを、素直に出していきたい」

▼老舗旅館に新たな歴史を 島の魅力とともに客人に愛される宿へ  

二代目女将の宏美さんは、今、まちを見渡せる丘で眠っています。

(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「いつも見守ってくれていてありがとうということと、これからも頑張るので見守ってほしいし、力を貸してくださいと…」

ここが、今の真希子さんにとってのパワースポットです。

いのちの限り、壱岐の女将であり続けました。

(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「少し任せてもらえるかなという気持ちも。自分のためにも、切り替えていくためにも」

宏美さんに頼らなくても愛される旅館に。

これまで不安になるたび、目を向けていた宏美さんの等身大パネルを思い切って奥にしまい…。

この日を区切りに新たな一歩を踏み出します。

~ あなたはあなたのままでいい ~

宏美さんは、いつもそう言ってくれました。

その言葉を胸に、真希子さんは自分のやり方で壱岐の魅力を発信していきます。

(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「歴史とか文化、海産物がおいしいだけでなく。種類も豊富だし、お米もおいしい、野菜もおいしい、お酒が…」

壱岐への思いはもう誰にも負けません。

平山旅館3代目女将。きょうも晴れやかな笑顔でもてなします。

(平山旅館 三代目女将 平山真希子さん)
「また季節も変えて、お待ちしています」

最終更新日:2025年2月20日 14:20