長崎くんち【興善町】絢爛豪華 “能” 由来の本踊 歌舞伎の効果音で勇壮な連獅子×蝶の精の美《長崎》
本番を1か月後に控えたこの日、獅子を舞う2人が心待ちにしていたのが、稽古用の「獅子の毛」です。
身長よりも長い毛は、重さが約3キロもあります。
(白獅子 藤間織月さん)
「まっすぐ立っているのが(きつい)。頭に重みが一転集中するので。下ろして振っている時の方が楽」
本番では30分間、この重さをコントロールしながら舞を披露します。
獅子の舞いをより豪快に、より大胆に魅せるツケの音。
めざす奉納は、目前です。
(白獅子 藤間織月さん)
「毛も来たので、あとは2人で毛をきれいに振れるように、意識しながら動いていきたい」
(藤間峰織貴 師匠)
「あと1か月しっかりと磨きをかけて皆様に喜んでいただき神様にも喜んでいただけるような奉納にしたい」
伝統を重んじながら進化を求め続ける興善町の本踊。
まちの期待を一身に、諏訪の杜で絢爛豪華に舞い踊ります。