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踊町も見物客も熱気を帯びたフィナーレ「長崎くんち」 “龍踊”奉納 五嶋町の7か月に密着《長崎》

2024年10月11日 6:45

緊張する龍衆たちに贈られたのは『龍のウロコのお守り』。

龍監督の馬場祐輔さんが全員分を手作りしました。

そのお守りを忍ばせ 諏訪の大舞台に臨みます。

(見物客)
「モッテコーイ」

待ちに待った2体の龍の躍動に、長坂から上がる大歓声。

そして、いよいよ大技の登場です。

青龍と白龍が何度も互いをくぐりあう “五嶋町スペシャルG2”。

その名の通り、五嶋町らしいグレートな演技で見事 成功です。

(馬場 祐輔 龍監督)
「さすが!うちの五嶋町龍衆。最高。涙が出そうになった。あと2日もあるのに…」

(井出 和宏 総監督)
「最高。今までで一番いい出来。(G2も)一番上手にできた。やっぱり気持ちが違うのかな。最後まで気を抜かずに一生懸命やるだけ」

8日午前7時半、中日の出発前。

(まちのひと)
「いってらっしゃい、おはよう」

(六番衆 山下 諒将さん)
「声をかけてくれてとても力になった」

新人で六番衆の 山下諒将さん。

普段は、長崎市内の小学校で、3年生の担任を務めています。

自分の姿を通して子どもたちに “元気と憧れ” を届ける龍衆を志しました。

(六番衆 山下 諒将さん)
「あきらめない姿勢とか、(子どもたちが)いろいろなことに挑戦する思いに伝播していけたらいい」

龍の真ん中で、円になった形を保つ要となる六番衆。

“任された番手でなくてはならない龍衆に” と稽古を重ねてきました。

くんち後日には、子どもたちが待つ 小学校に庭先回りへ。

(子どもたち)
「きゃー、やばい」

学校での入場の時、六番衆の山下さんに任されたのは…なんと “龍頭”。

子どもたちから良く見える先頭にと、龍衆たちからの粋な計らいです。

(六番衆 山下 諒将さん)
「(龍頭を)持たせてもらえるとは思わなかったので、びっくりした。すごくうれしい」

(子どもたち)
「やまぴー(先生) がんばれ!」

(子どもたち)
「モッテコーイ、モッテコイ」