今年創業100年の老舗喫茶店「ツル茶ん」親子3代 伝統を守りつつ進化中 目指す姿は…《長崎》
ベーシックなトルコライスを筆頭に、組み合わせやソースなど、いろんなバリエーションが楽しめるのも、ツル茶んならでは。
有頭エビのフライにクリームソースの「シーフードトルコ」。
鶏肉のささみフライがメインの「チキントルコ」。
ビーフステーキにストロガノフのソースが絶妙な「テキトルコ」。
ランタンフェスティバルをきっかけに誕生した中華風の「ランタントルコ」。
トルコライスの種類は、どんどん増えていきました。
(川村 隆男さん)
「トルコライスの定義は広い。ちょっとごちそう、ちょっとご褒美。(長崎の)ご当地グルメ、ソウルフードだと思う」
厨房のチーフを務めているめいさんは店で働く両親を見て育ちました。
(娘 めいさん)
「(家族)旅行とか、思い出はあんまりない。頑張っている背中を見ていた思い出のほうがある。今もそれは変わらず、背中を追いかけてる感じ」
そんなめいさんが発案し、誕生したのが「ジパングトルコ」。
“東京五輪” をきっかけに生まれた、和のトルコライスです
(娘 めいさん)
「和風のソースがカツにかかったトルコライス。てりやきソースみたいな感じ。ごはんとスパゲティとも合うように作っているので、昔懐かしトルコライスに次いでよく出る」
新しいメニューは増え続け、ツル茶んのトルコライスは現在、11種類に。
川村さんが腕を振るっている、ステーキがメインの店「ヴィンランド」。
ツル茶んの姉妹店として地下に作りました。
もちろん、トルコライスもメニューに…。
牛肉をたっぷり使ったボリューミーなトルコライスです。
(川村 隆男さん)
「肉が好きなので、ワイルドに肉を食べてもらいたい。地下は僕の趣味の店。メニューも特化しています」
創業から100年。川村さんは、今も新たな挑戦を続けています。
ツル茶んが今後、目指すのは…。
(妻 満美子さん)
「アットホームなお店。アナログでちょっとレトロで。皆さんに愛されてスタッフもこの店が好き。そういうお店であってほしい」
(娘 めいさん)
「歴史のあるツル茶んを守っていけたら」。
(川村 隆男さん)
「おいしかった。おなかいっぱい。幸せ。ご褒美として喜んでもらって。そういう店でありたい」
大正から昭和、平成、令和。3代に渡る絆。
ツル茶んは、これからも長く愛されてきた味を守りながら進化し続けます。
【NIB news every. 2025年2月26日放送より】