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今年創業100年の老舗喫茶店「ツル茶ん」親子3代 伝統を守りつつ進化中 目指す姿は…《長崎》

2025年5月18日 7:00

◆進化を続けるトルコライス 家族のアイデアで現在?種類

ベーシックなトルコライスを筆頭に、組み合わせやソースなど、いろんなバリエーションが楽しめるのも、ツル茶んならでは。

有頭エビのフライにクリームソースの「シーフードトルコ」。

鶏肉のささみフライがメインの「チキントルコ」。

ビーフステーキにストロガノフのソースが絶妙な「テキトルコ」。

ランタンフェスティバルをきっかけに誕生した中華風の「ランタントルコ」。

トルコライスの種類は、どんどん増えていきました。

(川村 隆男さん)
「トルコライスの定義は広い。ちょっとごちそう、ちょっとご褒美。(長崎の)ご当地グルメ、ソウルフードだと思う」

厨房のチーフを務めているめいさんは店で働く両親を見て育ちました。

(娘 めいさん)
「(家族)旅行とか、思い出はあんまりない。頑張っている背中を見ていた思い出のほうがある。今もそれは変わらず、背中を追いかけてる感じ」

そんなめいさんが発案し、誕生したのが「ジパングトルコ」。

“東京五輪” をきっかけに生まれた、和のトルコライスです


(娘 めいさん)
「和風のソースがカツにかかったトルコライス。てりやきソースみたいな感じ。ごはんとスパゲティとも合うように作っているので、昔懐かしトルコライスに次いでよく出る」


新しいメニューは増え続け、ツル茶んのトルコライスは現在、11種類に。



川村さんが腕を振るっている、ステーキがメインの店「ヴィンランド」。
ツル茶んの姉妹店として地下に作りました。

もちろん、トルコライスもメニューに…。

牛肉をたっぷり使ったボリューミーなトルコライスです。

(川村 隆男さん)
「肉が好きなので、ワイルドに肉を食べてもらいたい。地下は僕の趣味の店。メニューも特化しています」

創業から100年。川村さんは、今も新たな挑戦を続けています。

ツル茶んが今後、目指すのは…。

(妻 満美子さん)
「アットホームなお店。アナログでちょっとレトロで。皆さんに愛されてスタッフもこの店が好き。そういうお店であってほしい」

(娘 めいさん)
「歴史のあるツル茶んを守っていけたら」。

(川村 隆男さん)
「おいしかった。おなかいっぱい。幸せ。ご褒美として喜んでもらって。そういう店でありたい」


大正から昭和、平成、令和。3代に渡る絆。

ツル茶んは、これからも長く愛されてきた味を守りながら進化し続けます。


【NIB news every. 2025年2月26日放送より】

最終更新日:2025年5月18日 7:00