動画配信するワケ「個性だとわかって」自閉症の娘との暮らし “楽しさも難しさも” ありのままを《長崎》
お迎えのバスが到着しました。
(先生)
「おはようございます」
先生に手を引かれ、バス乗り込みます。
▼愛鈴ちゃん 勇気を出して保育園へ行く
(先生)
「ニコニコだね。よいしょ」
バスの中から、愛鈴ちゃんが元気に手を振ります。
(平山 愛理さん)
「いってらっしゃーい。すごい。行けたね」
去年から通っている佐世保市の「江迎青い実幼児園」。
この日は自分の名前の札が出ると、手を挙げて名前を言う練習をしました。
サポートする3人の先生が見守る中、愛鈴ちゃんも自分の番が来ると、元気よく手を挙げて、名前も大きく口を動かし、表現しました。
リトミックの時間は、リズムに合わせて体動かします。
屋外でも、お友だちと仲良く遊びました。
(入園当初からの担任)
「最近はクラスも変わって心配していたが、笑顔も出てきた。声は出ないが、口を動かして知らせようとしたり、周りの子にとってもいい影響になっているのかなと思う」
子どもたちが幼稚園にいる間、愛理さんは、動画の編集作業に励みます。
卵を焼くお父さんに愛鈴ちゃんが何か伝えています。
(平山 愛理さん)
「ここも拭いてと、指差しだけで伝えてくれている。私も見落としてしまう部分があるのを伝えてくれているんだなと」
部屋の壁には 4つの言葉の張り紙が。
「触らない」「話さない」「見ない」「笑わない」
愛鈴ちゃんは、パニックになることがあるので、その際に落ち着いて行動できるようにと対応の方法を貼ったそうです。
この対応方法も動画を撮影し、編集する過程で気づいたといいます。
(平山 愛理さん)
「今まで障害とか福祉について、全く考えるきっかけなかったが、愛鈴のお陰でいろんな特性がある人のことを知った。愛鈴のためだけじゃなく、いろんな人のために何かしたいと思うようになった」
愛理さんは、新たなつながりを求め、初めての会合に向かいます。
県自閉症協会佐世保地区の集まりに参加し、自閉症の子どもを持つ先輩たちに今の悩みを打ち明けようと考えました。
(平山 愛理さん)
「年中さんになって、保育園に行きたがらなくなって」
(参加者)
「本当に行きたくない時に出されれば、トラウマになる。今は観察の時期じゃないかな」