海運大手3社が出資の国際輸送ネットワーク 長崎の新会社を始動「長崎から世界を支える」《長崎》
鎖国時代、唯一の貿易の窓口だった「出島」でこの日、開かれたのは。
(ONE 岩井泰樹マネージングダイレクター)
「大きな課題は,コロナウイルスの流行とともに世界中で起きているサプライチェーンの混乱だった」
海運業の関係者と船舶、海事について研究する日本、中国、シンガポールの学識経験者らによる「コンテナ海運サミット」です。
感染症の流行や国際情勢の緊張などの影響を受ける、国際物流。
サミットは、これらの直面する課題や将来性について話し合おうと「ONE」が開きました。
(ONE 岩井泰樹マネージングダイレクター)
「これからの課題は、環境問題を中心に個社だけでは解決できない大きな社会問題も解決しないといけないところで、産官学の連携が非常に重要になるというところで、集まって大きな課題について共に取り組んでいこうと」
“長崎から世界を支える”。
このミッションを掲げ、始動した「ONE DEJIMA」。
5月、世界各地のONEのスタッフが長崎に集まり、今後の展望を話し合いました。
(ONE DEJIMA 遠山 直人CEO)
「挑戦は、常に素晴らしい刺激的な瞬間を与えてくれる。とにかくまた皆さんと一緒に仕事ができて、本当にうれしい」
地元・長崎を中心に現在9人が働いていて、9月頃には20人に増やして専門人材の育成も始まります。
(ONE DEJIMA 遠山 直人CEO)
「シンガポールの仕事を一部切り取って、言われたことをやるのではなくて各分野の専門家として活躍してもらいたい。ONEにとってなくてはならない存在にしたいというのがこの2年、3年の目標」
世界を見据え、新たな力の結集を。
長崎の地から挑戦が始まっています。