脱炭素社会目指し大村市の航空会社ORCと日産が連携協定《長崎》
脱炭素社会の実現に向けて大村市の航空会社と大手自動車メーカーなどが連携協定を結びました。
電気自動車の蓄電池を活用し、災害による停電時に飛行機の運航管理システム維持などにもつなげます。
協定を結んだのは、ORC=オリエンタルエアブリッジと日産自動車、日産プリンス長崎販売の3社です。
(オリエンタルエアブリッジ杉浦 賢社長 )
「航空機はどうしても二酸化炭素を排出して運航せざるを得ない。脱炭素社会に貢献しながら進めていきたい」
協定では、電気自動車の蓄電池機能などを有効に活用し、脱炭素社会と持続可能な未来の実現に取り組むことを目的にしています。
(担当者)
「日産リーフは一般家庭の約3日ないし4日くらいの電力を持っている」
ORCでは電気自動車2台を導入していていて、空港内の移動用としての利用のほか、災害による停電時に自動車の蓄電池を使い、通信機器や運航管理システムの維持などに活用します。
(オリエンタルエアブリッジ総務部 山崎 秀之部長)
「車から建物に対して1.7キロワットの電気が流れている。大規模な停電があった時に運航を管理する部署を復帰させて飛行機の運行を継続する」
今後は3社合同での環境に関するイベントや飛行機と電気自動車を使った旅行ツアーの開催などを検討していくということです。