親から受け継いだ家業を時代に沿った “令和スタイル”に「アトツギ」が見据える事業継承の未来《長崎》
そんな中、円田さんのように、家業をさらなる成長に導く若手経営者を育ようと、県が今年度からスタートさせたのが「アトツギ向け伴走支援プログラム」通称=「CORGI」。
「共に」の「co」「独創的」の「original」の略で、船を「漕ぎ出す」という意味も込められています。
(県経営支援課 鬼崎 巧 主任主事)
「CORGIの中で出てきたアイデアが、事業に結びついて結果が出ていくことで、事業承継が早く進んだり、雇用の拡大とか地域にとっても好循環がうまれていけば」
今年度 採択されたのは、すでに会社を継いでいる人とこれから継ぐ予定の人、合わせて13人。
先月開かれた1泊2日のキックオフ合宿が、初めての顔合わせとなりました。
(小柳畳商店 小柳竜士さん)
「150年くらい続いていて地域に根付いてきた畳屋だけど、どう生活になじませるか日々考えている」
(酒の一斗 池野 辰太郎さん)
「酒屋として、地域をどう盛り上げていけるかを意識している」
(兼子漁具 兼子修治さん(32))
「関東で就職して関西に転勤して、もともと帰ってくるつもりは全くなかった」
参加者の1人、兼子 修治さん 32歳。
釣り具や漁師用の漁具を販売する長崎市にある「兼子漁具」の4代目となる予定です。
ソフトボールに打ち込むため、群馬県の中学校に進学。
そのまま関東や関西などで暮らしていましたが…。
(兼子漁具 兼子修治さん)
「人生の半分以上は長崎の外で生活しているので、戻ってくる場所としては最初は考えていなかったけれど、父から『帰ってきてほしい』と言われた」
去年春にUターン。
店舗での販売や営業を担当するほか、新規事業の開発にも取り組んでいます。
中でも力を入れているのが、海洋ごみに関する取り組みです。
(兼子漁具 兼子修治さん)
「発泡スチロールの浮きが砕けて落ちている。軽いので、すぐに海に飛ばされる」
世界中で1億5000万トン以上が存在するという、海洋プラスチックごみ。