“復興への思い” 被災地に届け! 障がい福祉事業所がオリジナルグッズ制作で能登支援《長崎》
絵柄は両面にプリントされていて、全部で5種類あります。
(のと鉄道列車 客室乗務員 坂本 藍さん)
「私の写真とコラボレーションするんだという嬉しさと驚きがあった。
色彩が本当に鮮やかでやさしさがあふれている。やさしさを閉じ込めてくれるんだという新しい作品を見ることができてうれしい」
去年の元日に発生した、能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震。
災害関連死を含めて500人以上が犠牲に。
住宅の被害は11万棟を超え、1年以上たった今でも、復旧作業が続いています。
七尾駅から穴水駅までの30キロ以上を結ぶ「のと鉄道」。
地震の影響で線路がゆがんだほか、
駅のホームが沈下するなど甚大な被害を受け、全線の復旧まで3か月以上かかりました。
(のと鉄道列車 客室乗務員 坂本 藍さん)
「沿線を走る観光列車の中での出来事だったので、笑顔が一変して恐怖に変わってしまった。列車の揺れも本当にひどかった」
“復興への思いや願い” をカタチにして届けたい。
デザインを担当した3人は、去年10月から制作を始めました。
その1人、佐世保市の山﨑 賢治さん 47歳。
20代のころ精神疾患を発症し、ミナトマチファクトリーには10年ほど前から通っています。
(ミナトマチファクトリー イラストレーター 山﨑 賢治さん)
「単調にならないように、赤をアクセントに入れた。」
沿線を走る列車とコスモスの写真をもとに、ペンでデッサンして水彩絵の具で色付けしました。
優しいタッチで陰影をつけて仕上げています。
(イラストレーター 山﨑 賢治さん)
「手に取ってもらった時に、のと鉄道というのがあるんだ、こういう風景があるのだと、知ってもらうとすごく描いた方としてもうれしい」
デザインを耐久性のある生地にプリントした後は…。