警報級の大雨のおそれなくなる「土砂災害に引き続き注意」松浦市では6月の観測史上最大に《長崎》
県内は断続的に雨が降っていて、長崎市では10日、一時大雨警報が発表されました。
警報級の大雨となるおそれはなくなったものの、これまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあるとして、気象台は土砂災害に注意を呼びかけています。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となった県内。
未明から激しい雨が降り、長崎市では一時、大雨警報と高齢者等避難が発表され、市内20か所に避難所が開設されました。
降り始めからの雨の量は、雲仙市雲仙岳で197.5ミリ。長崎市長浦岳で177.5ミリ。島原市で158ミリを記録。(午後4時時点)
松浦市では、午前8時20分までの6時間で117.5ミリの雨が降り、6月の観測史上最大となりました。
交通機関にも影響があり、JR九州の長崎本線、佐世保線、大村線で遅れが発生したほか、空の便では、長崎と離島を結ぶ便に欠航が出ました。
県内では、警報級の大雨となるおそれはなくなりましたが、気象台は「これまでの大雨で地盤が緩んでいるところがある」として、土砂災害に注意するよう呼びかけています。