対象はインバウンド客「オーダーメイドで長崎の良さをどう見せるか」英語専門の観光ガイドに密着《長崎》
メキシコから来た三姉妹とも交渉成立。
プランを組み立てながら、すぐに出発の準備を始めます。
移動で使うのは、浜崎さんの車。
観光ガイドが自家用車に客を乗せて案内することは、国のガイドラインで認められているそうです。
(女性客)
「私は1959年生まれ」
(観光ガイド 浜崎正尚さん)
「あなたのほうが2年先輩」
車内でのコミュニケーションも欠かしません。
最初にやってきたのは、長崎原爆資料館。
平和に関する施設は欧米客の関心が高いそうです。
平和公園や爆心地公園も案内。
(女性客)
「日本では何の宗教を信仰する人が多い?」
(観光ガイド 浜崎正尚さん)
「最も多いのは仏教と神道。長崎ではキリスト教も多い」
一方的に説明するのではなく、会話をしながらその場所の背景を伝えていくのが浜崎さんのスタイルです。
▼「長崎が美しい街なんだと見せびらかしたい」
浜崎さんは長崎市出身。
中学3年生の時に、父親の仕事の都合でブラジル・サンパウロに移りました。
現地のアメリカンスクールで様々な国の人たちと交流。
その後、東京の大学を卒業し様々な仕事を経験したのち、2年前にふるさとに戻りました。
(観光ガイド 浜崎正尚さん)
「ほぼ50年ぶりに長崎に戻った。子どもの頃は全く気が付かなかった。長崎がこんなに美しい街なんだと、これはいろんな人に見せびらかしたいと思って始めたのがこの仕事」
三姉妹を次に案内するのは、諏訪神社です。
拝殿に参拝した後、奥に進み、赤い鳥居が並ぶ玉園稲荷神社へ。
穴場のスポットを紹介することも心がけています。
(観光ガイド 浜崎正尚さん)
「多分他の人では誰もできない。団体のバスでは絶対できないし」
神社を離れた後は眼鏡橋や新地中華街などを巡り、「ショッピングがしたい」との希望を受けて浜町アーケードへ。
ここでガイドは終了です。
(女性客)
「素晴らしい1日になった、ありがとう」