平和の尊さを学び継承「城山小学校の平和祈念式」歌い継がれる『子らのみ魂よ』とは《長崎》

長崎市の小学校で、平和の大切さを学ぶ祈念式が行われました。
長崎市の城山小学校は、爆心地から約500メートルにあり、児童ら1400人あまりが犠牲になりました。
「平和祈念式」は、平和の大切さを学び継承してもらおうと、1951年から毎月9日に開かれています。
886回目となったこの日は、音楽の教諭が、学校で歌い継がれてきた『子らのみ魂よ』について全校児童約580人に伝えました。
(教諭)
「原爆の光がピカッと光ったその一瞬で、声も出す時間もなく先生や子どもたちの命が奪われてしまったということです」
児童たちは、歌詞に込められた意味を感じながら合唱。
式のあとには、5年3組の児童たちが学校内の平和祈念館前で献花を行いました。
(児童)
「『子らのみ魂よ』には、しっかりと意味があると学んだ」
(児童)
「平和の授業を生かして、平和を世界に広げていきたい」
(児童)
「他の国の人たちに、戦争をしないでという気持ちで歌いたい」
7月9日は、被爆体験講話を行う予定です。