上手なお酒の飲み方は?国が発表「飲酒ガイドライン」女性は1日500ml缶ビール1本まで《長崎》
(20代男性)
「普段、人とご飯を食べに行く時は、結構飲む」
(conne 廣瀬 航平 店長)
「観光の方にも使ってもらっていて、長崎のお酒を飲めるとうたっているので、目当てでくるお客さんも多い」
健康リスクが高まる “純アルコール量” を1日あたり男性は40グラム、女性は20グラムとした今回のガイドライン。
飲酒量による病気の発症リスクも示していて、脳梗塞は男性で週300グラム、女性は週75グラム。
胃がんは女性で週150グラムとした一方で、男性は少しの飲酒でもリスクが高まるとしています。
この目安に市民は・・・。
(20代女性)
「ビールと何かもう1つ、2つ飲んじゃうので、ちょっと少ないかな」
(20代男性)
「家では飲まないので、これを毎日は多いと感じる」
(conne 廣瀬 航平 店長)
「500mlで3杯、4杯は飲むので、(酒を飲む)お客の事を考えると痛いかな」
県は18日、2013年度から今年度までの県の健康増進計画「健康ながさき21」の最終評価を公表しました。
その中で、ガイドラインで示された目安以上の飲酒している人の割合は、男性は2011年の23.5%から2021年には13.2%に下がったものの、女性は2016年の4.6%から2021年には、7.5%に上昇しました。
(県国保・健康増進課 内山 華緒 係長)
「コロナ禍という状況はあったかと思うが、女性が家で飲酒の機会が多くなったなど、社会背景が裏にある可能性もあるので、県としては対策をしていく必要がある」
県では「お酒を飲む曜日を決めておく」「1日3時間以上飲まない」などの飲みすぎへの対処法を勧めていて、特定健診や健康イベントなどで周知を図りたいとしています。
健康へのリスクの一方で、お酒の効果については、こんな声も・・・。
(30代男性)
「歓送迎会じゃなくても、職場の関係を円滑にするためにも、飲み会や飲みに行く機会はないといけない」
歓送迎会などでお酒の席も増えるこの時期、県では、自分のペースを把握して飲むよう呼びかけています。
(県国保・健康増進課 内山 華緒 係長)
「自分自身でこれくらいが適正な量を決めておくことが大事。上手な断り方を身につける。周りは飲酒を強要しない。飲み方は食事を適宜挟んで、ゆっくり飲む。水やノンアルコール飲料を上手に活用することが上手な飲み方」