100年続く老舗製造所の女性「しょうゆ ものしり博士」任命 食育として“香りや味”魅力の伝承《長崎》
全国のしょうゆメーカーが加盟する協会から “もの知り博士” に任命された林さん。
(林 温子さん)
「(しょうゆの香りの成分は)何種類あると思う?正解は300種類」
九州の女性で初めて、県内最年少の「もの知り博士」で、その知識をいかし、小中学校でしょうゆを通した食育に力を入れてきました。
この日は 地元の商工会議所の女性部のメンバー約30人を前に講義。
届けたいのは、"食べる楽しみ" です。
(林 温子さん)
「いつもの感覚で入れてしまうと、減塩じゃなくなる。しょうゆ専用のスプレーが売っている。スプレーでかけると、普段入れる量よりは少なくなる。そのひと手間を(考えてほしい)」
(参加者)
「しょうゆ一つにしても、これだけ力を入れているのに感激した」
(参加者)
「直接口にいれるものなので、勉強させてもらってよかった」
日本の食文化を支えてきた「しょうゆ」。
(林 温子さん)
「おいしさ、楽しさは絶対大事。しょうゆの文化は、日本古来からずっとあるものなので、これからの人たちも、もっとしょうゆに興味を持ってもらいたい」
親しまれてきた味を継承し、食卓に笑顔を届けます。
林さんは今後、店で販売しているしょうゆを使った「料理教室」の開催を予定していて『林醬油本店』のインスタグラムで発信するということです。
【NIB news every. 2025年3月14日放送より】