一糸乱れぬ “櫂さばき”「伝統の福田ペーロン」意地と誇りをかけ さらなる “高み” へ《長崎》
タオルを振り下ろすのがスタートの合図。
本番と同じ1150メートルで競います。
力強い漕ぎでチームを引っ張る一番櫂の2人。荒波に立ち向かい、相手を徐々に突き放していきます。
舵取りの最大の見せ場、ターンブイが目前に!
しかし…、大量の海水が入り、船はストップ。
悪天候のため、この日の競りは中止となりましたが、一番櫂を務めた2人は手応えを感じたようです。
(キャプテン 片山省吾さん)
「きょう競ってみて、勢いがある感じ。これを続けて頑張りたい」
(牧島澪さん)
「女というのもあるんですけど、(力を)みせてやろうと思いました」
競りが終わっても続いた練習。
一糸乱れぬ櫂さばきを目指し、何度も、何度も。
ゴールの先にあるのは、勝利。そして、皆で分かち合う “歓喜” だと信じて。
地元の意地と誇りをかけて戦います。
「長崎ペーロン選手権大会」は、今月28日に開催。
一般の部が16チーム。職域の部から6チームが出場する予定です。